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負荷の無い建物はどの様に造るのか

住人にとって、負担の無い建物とはどんな様な建物でしょうか。


①温熱的な負荷が無い事(四季を通して、住人が体感する居住内温度が、寒さ暑さを意識しない状態)
②外部からの音が最少である事(雑音は勿論のこと、安眠できる室内への遮音性が良い事)
③新鮮な空気が適正量供給される室内である事(外部の新鮮空気が、不純物を含まない状態で、更に室温に近い状態で、適正量室内に供給され、 その分の室内汚染空気が屋外に排出される仕組みを有する事)
④建物内は適正は湿度を保てる事(如何なる場所に於いても、カビ菌が活発活動する、湿度80%以上になる箇所が無い事)


以上様な、住環境を作る事が、負荷の無い建物と言えます。
しかし、現在造られている建物で、それは成し得ているでしょうか。
現実的に、ほとんど出来ていません。


その理由を以下に挙げてみます。

①に対して、断熱量が不足しています。
また、断熱材の施工が悪く、性能が100%発揮される状態に成っていません。
②に対して、①の断熱材量が少ない(薄い)ため、壁、屋根(天井)の厚みが無いので、遮音効果も落ちます。また、窓も樹脂サッシ程度で、良い遮音性能は出ません。さらに現状の換気方式は必要とする吸排気口が多く、音と埃が入る原因をつくっています。
③に対して、現状普及している換気方式は、自然吸気+機械排気です。この方式の機器は安価ですが、室内に供給される空気は外気温度と同じ状態です。
その為、冬はマイナス温度の外気が入ってきますし、夏も高温多湿の外気が入ってきます。
従って、室内の温度を変化させる原因となり、快適性を損なう換気方式です。
また、吸気口のフィルターは簡単なスポンジ状の材質で、長い期間フィルターの役目を果たす様な性能は有りません。
④に対して、断熱量不足と上記③に対しての関係で、1年を通して計画的な換気が行われない状態にあるため、室内で発生する湿度変化に対応できずに、家具の裏など空気がヨドム場所では、高湿に成り湿度80%以上のカビが活動しだす状態を作ります。
洗面所や浴室廻り、トイレや玄関付近など、湿気の多い場所や室温の低い場所でも同様です。
窓廻りは、窓の性能不足と断熱施工不良で、表面結露や高湿状態を起こしカビの発生と成ります。


では、どの様にしたら負荷の無い建物が造れるのでしょうか?


それは、パッシブハウスの5つのポイントが、実行される事で解決します。
パッシブハウスの5つのポイントを改めて見てみましょう。


①床、壁、屋根断熱のU値が0.15w/㎡・k以下にする事。
②熱橋(ヒートブリッジ)部分のψ値を0.01w/m・k以下にする事。
③窓、玄関ドアのU値を0.8w/㎡・k以下にする事。(太陽熱取得率が50~55%を確保するガラス)
④気密施工に措ける測定結果は、50Pa加、減圧測定で0.6回/h以下とする。
⑤換気は熱交換換気装置により行い、熱交換率は75%以上とする。


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このパッシブハウスの5つのポイントを、実行すれは負荷の無い建物は実現出来ます。
また、それを実行する為には、既存の技術や施工方法で充分可能です。


それを妨げているのは、建築業界の住宅性能に対する認識の低さと、高効率設備機器と言われる最近の住宅設備機器への過度な依存が原因です。
そして、そのツケは住宅を求める顧客が払うのが、紛れもない現状です。


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パッシブハウス・無暖房住宅・外断熱の今川建築設計監理事務所: 2018年01月09日|ページの 先頭へ|