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後世に残すモノへの責任

最近の話題は、安保法制と新国立競技場でしょうか。
どちらも後世に残すモノとしては、負の遺産に成りそうですね。


後世の人々は、何故こんな法律が出来たのか、どうしてこんなにお金の掛かる建物を残したのかと、現代の人達に対し、疑問と責任を語るでしょう。


そんな、後世に責任を押し付けるモノは、私達の廻りに沢山あります。


例えば、環境の悪化です。
温室効果ガスの削減問題も、COP会議毎にトーンダウンする日本の削減量を聞くと、京都議定書の発効は何だったのかと思います。
政権交代すると、前の首相が宣言した削減目標が、後退する様な国では国際的に評価は下がるでしょう。


オリンピック誘致の際、福島原発の放射能は、コントロールされていると世界に発信していますが、いまだに汚染水問題も、廃炉問題もコントロールされているとは、誰も思っていないし、世界の人々も同じ考えだと思います。
災害復興をよそに、オリンピックで燥ぎ回る関係者を見ると、日本国民とは思えず別世界の人々の様に見えます。


現在の政権政党が、数の理論で何でも出来る思い込みで、後世に残すモノへの責任も考えず、突き進む姿は過去に何度も見て事です。


話を少し身近に変えて、築30年近くなると多く成るのが、住宅の建て替えとフルリフォームです。
私の近所でも、いろいろな会社の車や職人さんたちが目に映ります。


しかし、現状の新築建物も、30年後には同じ様な状況に成るのは、明らかだと言えば驚きでしょうか。


先程の政権政党が、過去にしてきた行動と同じように、何の反省も改善も無く行動するが如く、現在の新築建物もさほどの改善も無く、同じ様なありさまで建てられているのです。


正しく、後世に残すモノへの責任が無い行動です。
個人の資産をどの様に使おうと、言われる筋合いは無いと言われそうですが、今問題に成りつつある、空き家問題や相続関連は、皆その後世に残すモノへの責任を考えていないが為に発生しているのです。


また、スクラップ&ビルドを繰り返す、日本特有の姿勢は、現在も変わっていないのです。
今から建てられる建物が、仮に2~3倍の寿命を持ったならば、後世の人達にとって、どれだけありがたい事か、考えてみてほしのです。


当社への新築相談の際、私がお聞きする事に『この建物をどの位の期間使用しますか?』が有ります。
その時の回答の多くは、『子供の世代は子供達が考えればいい事で、そんなに長く使用しない』などの言葉が返ってきます。
でも、それは勿体ない事ではないでしょうか。


私は、子供達の代から孫の代まで使える住宅を提案しています。
例えば、コンクリートの強度を一般よりもアップしたり、建物構造を強くする手立てをしたり、断熱材を多く使う事などで、建物の寿命は長く成ります。


親の家を相続した子供世代が、僅かなリフォームで、快適で経済的に住む家を造れば、どれだけ子供世代は助かるでしょうか。
逆に、親から相続した家が、簡単なリフォーム程度では住めない、大掛かりな修繕や補強、断熱強化が無ければ、寒くてカビ臭い劣悪な状態では、結果的に解体や売却の方向に走る事に成ります。

解体して建て替えるだけの財力が無ければどうしますか?
売却したいが買い手がなければどうしますか?
これは、負の遺産でしか有りません。


新築時には、セミパッシブハウス以上、出来ればパッシウハウスの性能が必要で有り、この性能無しでは、負の遺産を生み出す結果に成ります。


後世に残すモノへの責任は、慎重な選択が必要です。

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パッシブハウス・無暖房住宅・外断熱の今川建築設計監理事務所: 2015年08月19日|ページの 先頭へ|