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山下恭弘先生から推薦の言葉を頂きました。

信州大学名誉教授、(一社)“住環協” 理事 である、山下恭弘先生から、推薦文を頂きましたので掲載します。


今川祐二氏への推薦文


今川氏と知り合ったのは、2005年スエーデンの建築家ハンス・エーク氏の、無暖房住宅の講演が長野で開催された時であった。
今川氏は、主催者側で参加されて、長野、東京、京都、札幌と4都市講演中、ずっと同行してスエーデン、ドイツの建築事情を見極めた一人であった。


一方、私はエーク氏の講演と、そこに詰めかけた380人の聴衆者との、コーディネイターとして演壇の隅に座っていた。
当時、私は信州大で、産学連携研究会「信州の快適な住まいを考える会」の会長であったが、国の次世代省エネルギー基準に、左右される建築業界がゆえに、会員はこの壁を踏み切れず、補助金を当てにする、横並びの沈滞状況にあって、ドイツのpassive houseの流れを、取り込むことに否定的であった。
熱負荷計算では、断熱材を厚くして断熱強化をすると、暖房は限りなく減っても、冷房負荷は大幅に増えるという考えが、建築学会の常識であった。


山下研究室では、断熱強化をしても日射遮蔽、換気の適正化で、冷房負荷が増えないことを見出して、ドイツの無暖房住宅を、日本でも実現できる見通しが立った時でもあった。
そんな時の講演であったので、熱心な聴衆に向かって、「ヨーロッパで可能なのが長野のできない筈がない、挑戦しよう」と、発言したことを思い出す。


講演が終わって、すぐに長野では反応があり、某会社と共同研究として、夏には長野市内の信大工学部キャンパス内に、実験小屋を完成させ、実証実験が始まった。
結果として、冬の無暖房が実証され、建築学会ほかに発表した。
そんなことで、夢中になっていた頃に、スエーデン、ドイツほかの住宅視察のツアーに参加したときに、今川氏と再会した、と言うより知りあったのが親交の始まりであった。
長野の無暖房住宅の動きは、全国に知られたが、残念ながら鎮静化していった。


国の省エネルギー政策の、呪縛から抜け出せない、建築業界の体質にあるので、私は対峙しなければ解決しない問題と意識して、まずリーズナブル価格の、passive house レベルの住宅を長野市内で実現させた。
今川氏は、講演以後もたびたび、ドイツ、スエーデンに出かけ、建築設計家の目で、EUのpassive houseの流れを理解し、理論をしっかり身につけいる唯一の人であった。
そして、札幌で本格的なpassive houseを、実現させたいとの強い思いが、私との交流で高まってきて、私は彼の決断を後押しすることになった。


北海道が持っている、寒冷地住宅の先進地であるとの、強い意識が故の横並び体質の中で、国の省エネ基準にとらわれない、passive house levelを目指すことは、勇気のいることであった筈だが、今川氏は北海道パッシブハウスを実現させた。
反応は大きく、TVほかに取り上げられ、札幌市長が注目して、委員会をつくって札幌版次世代住宅基準を策定し、2012年度の春から、戸建パッシブハウス(無暖房住宅)に特化した、補助金制度をstartするに至っている。
委員会の委員として、今川氏は民間の有識者として参加して、北海道=国ではなく、札幌市から国の基準にとらわれない、流れづくりに貢献した。


本格的な、passive house levelの住宅造りは、普及の兆しが出てきているが、物まねの断熱仕様では、性能が出ないなどの苦情が出て、折角の新しい動きに、水を注すことにならなければと危惧もある。
私が提唱する、リーズナブル価格の高性能省エネルギー住宅を、民間で性能認証する動きにも、今川氏は賛同していただいている。
国の、省エネルギー基準にとらわれない、高性能省エネルギー住まい造りの動きは出ているが、現状で既成の流れに逆らって、独自に活動しているのは、今川建築設計監理事務所の今川祐二氏であると思う。


ここに、今川氏の活動が、一層進展することを心より願うとともに、本物の住宅造りをしている、建築設計家として推薦いたします。
                    

                                       信州大学名誉教授
                                       (一社) “住環協” 理事
                                              
                                       http://shinnosumai.com/
                                                       山下恭弘
                    
                                             
                                             2012年2月20日  山下記 

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パッシブハウス・無暖房住宅・外断熱の今川建築設計監理事務所: 2012年02月29日|ページの 先頭へ|