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建物解体には環境破壊税を

日本の建物の寿命が短いのは、周知の通りです。
造り方が脆弱な為に、壊す事への抵抗感が薄いのか、解体費用の安さが原因なのか、壊され続ける建物が後を絶ちません。

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(この建物は、僅か15年足らずで解体されました。)


幾ら新築建物の、省エネルギー性を向上させ温室効果ガスの削減を図っても、解体される建物が余りにも多い事、その為の廃棄物によるエネルギー損失や解体物の処分や処置の関連による温室効果ガス発生を考えると、現状の様に自己所有物の建物だから自由に解体出来る仕組みには疑問を感じます。
造った物を廃棄する事は、人間社会の仕組みの中では、避けられない現象なのかも知れませんが、それをリノベーションする事で建物使用期間を伸ばし、大きなエネルギー削減と温湿効果ガスの排出削減に成ると思います。


東京の赤坂プリンスホテルが、築25年程度で2011年頃には解体されると聞きました。
有名建築家の設計と東京の名所に位置するなど、建設当時は注目されましたが、たった25年で廃棄処分とは、日本だけで成り立つ事でしょうが、ヨーロッパや北欧などでは有り得ない事です。
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(解体予定の赤坂プリンスホテル、見るからにもったいない)

日本の町並みは、10年もすると様変わりしますが、北欧ではその周期が50年とか100年に成ります。
この違いは何故起こるのでしょうか。
建築の仕事をしていて、ヨーロッパや北欧の町並みの美しさや、歴史を感じさせる古さは、人間の営みに合っていると感じます。
また、これからの時代に、日本の様な造り壊しのサイクル型は、許させない愚考と言わざるおえません。
解体処分する際は、その量に対し環境破壊税なる税金を沢山取る事を提案します。
そうでもしない限り、リサイクルやリユースして、建物を再生する様な考えを持たないと思います。
また、市民も解体して建て替える様なビルや企業を見付ければ、そのビルや企業のイメージを見直す位の対応を取るすべきです。


東京赤坂に有る、日本一の建設会社が、本社ビルを解体し建替え、そのビルの省エネルギー性を広報で謳っていました。
この時代背景で、日本一の建設会社なれば、リユースして省エネビルに生まれ変わらせ位の事が出来なかったのでしょうか。
今時期に、建設会社としての、時代感覚がずれているしか思えません。
更に、この会社は、その本社ビルを解体した際、解体の新工法なるものを動画サイトで、流していました。
これからも、この会社は解体し建て直す事を、前提にしているのだと思いました。


全てを、リサイクル、リユースする事は出来ないでしょうが、いい加減に壊す造るを辞めないと、無理が有ると思います。
コンクリート造は、耐震補強などを施せば、外断熱化で再生出来ます。
当然、解体し新築するよりは、コスト的に有利です。
しかも、廃材は少なく、資源の活用を伸ばす事が出来ます。
今までの仕組みを、変える時期が来ています。

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(K市での道営アパート再生工事)

上の写真は、K市にある道営アパートの再生工事風景です。
古いアパートを、コンクリート状態にして、内外装を直して再利用する工事です。
これにより、古いアパートが最新の状態に変わります。
完成した状態を見ると、新築と遜色無く、再生されていました。
しかし、この再生では、鉄筋コンクリート造の外断熱化までは、されていませんでした。
非常に勿体ない再生です。
寒冷地での、外断熱化の有効性を理解していない、大きな間違いを犯しています。
折角の、再生工事の値が無い、これも無駄使いの例です。


この様に、無駄と環境破壊は到る所で行われています。
折角がんばった住宅新築1件での、温室効果ガス削減量が、ほんの僅かの量に見えてきます。
ソーラー発電や、エコカーでの環境貢献が虚しく思います。
環境省や国交省は、早急に解体物炭素税を新設し、課税対象にすべきだと思います。
そうでもしなければ、愚かな行為に歯止めがかかりません。

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パッシブハウス・無暖房住宅・外断熱の今川建築設計監理事務所: 2010年09月17日|ページの 先頭へ|