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熱交換換気措置がステータスに

これからの住宅は、パッシブハウス型に成っていきます。
省エネルギーや環境対策を考える上では、パッシブハウス型の住宅建設が最良です。
そうした、パッシブハウスへの移行中で、一番対応が遅れているのが換気設備です。


換気に付いては、シックハウス対策法で、新築住宅には何らかの換気装置が義務化されていますが、その性能や機能に付いての強い指導は有りません。
また、取り付けられた機器の維持管理や定期点検なども、殆どが建て主側で行わなければならない現状では、その装置が正常に機能している期間は、余り長い間では無い様に思われます。


そうした中で、気密・防湿施工が高度化しその性能数値も向上する事で、住宅内はより性能の良い換気装置の必要性が増しています。
また、建物からの熱損失量も、換気からの量が全体の20~30%に達すると言われています。
住宅の気密化が高度化していく状況では、現在主流の第三種換気方式(自然給気で機械排気)では限界で、第一種換気方式(機械給気で機械排気)に移行する時期に来ています。


現在のスウェーデンを始めとする北欧やEU各国では、熱交換換気装置がステータスシンボルに成っています。
つまり、住いに熱交換換気措置が装備されている事が、その住いの価値を高め、住んでいる人の健康を守り、快適な住いに成る事が理解されているのです。
勿論、熱交換換気装置を装備するには、その性能が十分発揮されるだけの、建物に断熱性能等が有ることが必要です。


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現在、建物はどんどん気密化され、ポリエチレンの袋の中に、住いが有る様な状態に成ってきています。
これは、省エネ工法上、建物の気密化が避けて通れない事に成っているからです。
また、年々外気は汚染され、新鮮空気でも綺麗な空気では無くなってきています。
外気を建物内に入れる際、フィルターを介して取り込む事が必要に成ってきています。


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健康な住いには、換気装置が必ず必要です。
それは、住む人にだけ良いのではなく、住い自体にも良い事なのです。
つまり、住いを維持していく上では、室内で発生する余分な湿気を排出する事が重要なのです。


熱交換換気装置を、使用する優位性を考えて見ました。(資料:優和冷暖)

①全ての部屋に対する一定の新鮮空気の供給が確保される。
②不快な臭いの解消。
③室内の冷気流が無い。
④フィルターで花粉無しの空気、アレルギーを起こさない呼吸が出来る。
⑤暖房コストの低減。(熱交換率平均84%)
⑥住宅に於ける、特に浴室等の湿気による問題が出ない。それは建物の構造を健康に保つ事に繋がる。


また、理想的に設計された機能的な熱交換換気システムは、次の様な特長を持ちます。

①高いエネルギー効率を発揮する。
②非常に低い騒音レベルで室内環境を作る。
③使用者の高い満足度が得られる。
④供給新鮮空気に対する微粒子用フィルターの採用で、クリーンな空気を提供する。(健康的な室内環境を提供する)
⑤維持管理、サービス面に於ける最適な対応をする事が可能になる。
⑥今までの、建物のメンテナンス上から、対応していなかった領域を長期管理出来る。
⑦100年、200年住宅の実現性が、この室内換気の維持管理から見えてくる。

実際に、熱交換換気装置を取り付けた、建て主の感想を聞いた結果は以下の通りです。
①のどからの痰が出なくなった。
②風邪をひかなくなった。
③生活臭が無い。
④換気装置のフィルターに付いた汚れを見ると、如何に汚れた空気を吸っていたのかが分かる。

以上の感想からも分かるように、普段の生活で意識していなかった室内空気が、如何に多くの実生活に関連していて、その質の高さが良い結果を生んでいるかが分かります。
住生活で、室内環境を最善にするポイントは、普段は意識していない一番身近な空気で有った事を、認識する事から住い造りを始める必要が有ります。


スウェーデンの換気会社でも、『何故、車にエアコンなどの空気制御装置が有るのに、住いには無いのか?、空気は無料だからその貴重さを感じていないだけです。』と言われます。
正しく、一番重要な室内空気に対し、余りにも気に掛けいないのが現状の住い造りです。
また、省エネや環境上からも、建物全体の熱損失量を押える、熱交換を兼ねた換気システムが必要な状況です。


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REC INDOVENT社では、自社の熱交換換気装置を装備した住いには、写真の標識を取り付けています。
REC INDOVENT社のヨーラン社長は、『この標識を付けた住いには、皆さん早く帰宅したくなるでしょう。』と笑って話します。
それは、熱交換換気措置を装備する事で、快適空間と健康維持、省エネな住いに変身してしまう事を言い表しているのです。
REC INDOVENT社の熱交換換気措置は、スウェーデン国内のパッシブハウスや無暖房住宅で、シェアー90%以上を誇ります。
その実績と製品への自信がこの標識に表れています。
この標識を付けた住いは、正しくスウェーデンの住宅の中でも、ステータス住宅と言えるでしょう。


住いのステータスシンボルは、熱交換換気装置に成ります。
車では、健康を求める事は出来ません。
セカンド車を一台買う代わりに、住いに熱交換換気装置を、取り付ける事をお勧めします。
車は移動手段には成りますが、維持費と燃料を消費します。
環境を悪化させ、その利用サイクルは10年程度です。


熱交換換気措置は、僅かな電気代とフィルターを定期的な交換するでけて、多くの熱を回収してエネルギー消費を押えます。
住人の体内に入る為の、クリーンな空気を供給し続け、長いサイクルで生活に貢献します。
REC INDOVENT社の熱交換換気措置には、20年間故障無しで稼動しているものも有ります


車と換気装置の比較では無理があると思いますが、生活に取って重要な物を取り違えているのが、現在の住生活だと考えます。
今が、ステータスシンボルを、置き換える時期にきていると言えます。
住宅先進国である、スウェーデンやドイツでは、熱交換換気装置を付けた住いがステータス住宅と考えられる様に成っています。

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パッシブハウス・無暖房住宅・外断熱の今川建築設計監理事務所: 2009年06月27日|ページの 先頭へ|