スウェーデン在住の、友子・ハンソンさんから、地元新聞に掲載された記事がメールで送られてきました。
世界的な不況の中、私達が推奨している、熱交換換気装置会社REC Indovent社が紹介されている記事です。
そこには、不景気で雇用を狭める企業が多い中、REC Indovent社は新規雇用を進め、商品に付いても国内外からの注文が相次いでいる事が書かれています。
(スウェーデン訪問の際、通訳でお世話に成る、友子・ハンソンさんです。)
(ヨーテボリ市の郊外にある、REC Indovent社)
(REC Indovent社内にある、商品展示場)
私は、現在の時代は、一度採用した物事が失敗を許される時代では無いと思っています。
出来るだけ、無駄使いの無い選択が必要であると考えています。
それには、本物を見つけ、確実な物意外は買わない事以外に方法は有りません。
そうした時代背景から、REC Indovent社の熱交換換気装置が評価され、販売を伸ばしているのです。
また、エネルギー消費を少なくしながら生活出来る住まいには、少しの先行投資が必要であり、『私は安物を買うほどお金持ちではない』の言葉通りに、ランニングコストにお金を掛ける事は、賢い選択ではない事をスウェーデン人は良く理解している事が分かります。
以下が、掲載記事内容です。
【2008年12月19日 イエテボリ スポステン紙】
不況にもかかわらず、職員を新規雇用する西スウェーデン地方の環境企業は、成長し将来のために投資しています。
最悪の不況にもかかわらず、西スウェーデン地方の環境企業は大変好調です。
REC Indovent社は、Passivhus(パッシブハウス)むけの換気装置を製造していて、建築業界の不況の影響をあまり感じさせない企業業績です。
Ecoexは、西スウェーデン地方にある100の輸出に従事している環境企業を随、時選択し調査をしました。
悲観的な企業が多いなかで、環境関係にかかわる企業は好調で成長していて、職員を新規に雇用して、将来に対しても非常に楽観的な見方をしています。
これらの企業の一つが、ムーンダール市のREC Indovent社で、4年前に意識的に環境とエネルギーにビジネスの焦点をあてると決断し、一戸建て住宅および集合住宅むけの熱交換器のついた換気装置を、生産しているヘルシングボリの工場を買収しました。
現状では、スウェーデンで建設されている環境に優しい省エネ型passivhus1000戸中の殆どすべてが、REC Indovent社の換気装置を使用しています。
(REC Indovent社内に展示している熱交換換気装置です。)
(外蓋を開けた、熱交換換気装置です。)
『わが社は、環境に力をいれるという方針が、将来的に非常に重要な要素だと考えました。当時わが社は、換気関係のパーツを販売していましたが、それだけではなく、換気システムのサプライヤーになろうと決めたのです。』と、ヨーラン フローマン(Goran Floman)社長は語っている。
(右側がヨーラン・フローマン(Goran Floman)社長です。)
今になってみると、これは非常に賢い決断だったことが分かります。
それは、REC社の方針が、人々が毎日生活している住居の環境を改善しているというだけでなく、ビジネス的にも成功したからです。
セールスマンを雇用する
REC社の総売り上げ金額1億1000万KR中、換気装置部門の売り上げは1900万KRだが、来年は売り上げが3200万KRにまで上昇すると予測しています。
『この分野の業務は2005年度から3倍も成長しました。今年は50%の成長率でしたし、来年もさらに50%成長するだろうと思われています。』と、クラース イェーデルホルム(Claes Jaderholm)業務部長は語り、近々専門技術力のあるセールスマンを雇用の予定だと語っています。
REC Indovent社だけが、市場で一戸建て住宅むけの換気装置を販売している会社では有りません。
REC社の業績が優れている秘密は、換気技術をpassivhusのニーズに合わせ、特別な機能や熱交換方式を作り上げることにあり、熱交換率を85%にも到達させることが可能だからです。
passivhusは、居住者が屋内に滞在しているだけで発する熱や、料理をしたり、TVを見たり、コンピューターゲームをしたりすることにより作りだす熱以外には、暖房としての熱を加えないのです。
それは、熱を外に逃がさないように、家の建物そのものが魔法瓶のように高断熱であり、気密性の高いものでなければなりません。
そして、部屋からの排気と給気をする際に、室内の温度を一定に保つようにする、閉鎖型の換気システムが必要であり、そこにREC Indovent社の熱交換換気装置が関わってくるのです。
『ある一定のインターバルで、フィルターで汚染物を除去された新鮮な空気が室内に吹き出すようになっているので、この熱交換換気システムは省エネに役立つのみでなく、健康にも良いシステムです。』と、ヨーラン フローマン社長は語っています。
2基の原子力発電装置を止める事が可能だ
このシステムは、リンドースの無暖房住宅(パッシブハウス)に採用されたのみでなく、アリングソース市の環境プログラム地区であるブローゴーデン団地の改築工事にも使用されています。
今回のブローゴーデン団地のエネルギー改築により、年間一軒のアパート当り、9000Kw時の節約になる予想なのです。
『この数字を、スウェーデンの環境プログラム全域のアパートに使用すると考えると、2基の原子力発電装置を廃止できるものに相当します。』と、ヨーラン フローマン社長は語っています。
現時点でREC Indovent社は、熱交換換気装置をアイルランドに輸出しており、英国への輸出も始まりつつあります。
今後さらに、イタリア、フランス、スロヴェニア、ウクライナやスイスでも大きな関心を集めています。
『英国とアイルランドは、環境法を新築の建造物にたいして省エネ型に改正するのが非常に早かった国々です。アイルランドでは、8000euro(ユーロ)までもの助成金を受けることが可能です。アイルランドは、今までは建築省エネ技術などを笑って相手にしなかった国だったのですが。』と、ヨーラン フローマン社長は語っています。
REC Indovents社のClaes Jaderholm業務部長と、Goran Floman社長は来年は売り上げが伸びるであろうと予想しています。
Goran Floman社長によると、換気システムは省エネだけでなく、建物内で生活する入居者にとって、フィルターを通る新鮮な空気と、カビや結露の無い住環境を作る2役をこなす事で、健康に寄与する事を付け加えています。
以上が新聞記事の内容です。(掲載している写真は新聞のモノではありません。)
記事の内容の様に、時代のニーズは省エネであり、環境共生の製品が求められいます。
また、消費者は本物志向に向かい、企業はその要請に答える必要が有る事も事実です。
私達が追い求めた熱交換換気装置は、本物を見る目を持つスウェーデンで高い評価受け、更に、近郊のEU諸国がこぞって好評価している事実を見ても間違いではなかったと言えます。
スウェーデン国内に措いても、沢山の換気装置会社があり、近間の国々にも同様の換気装置企業が有ります。
その性能評価基準も有るようですが、公的機関での検査以外に、自社の検査を公表し高い性能値を謳う例もある事を、REC Indovents社から聞いていました。
しかし、実際に使用しその効果が検証されるPassivhus(パッシブハウス)プロジェクト等に措いては、その性能値の誇大表示は白日の下に晒されてしまうのです。
REC Indovents社の熱交換換気装置は、その性能に措いて高い評価で、Passivhus(パッシブハウス)プロジェクトに次々と採用される結果と成ったのです。
私達がREC Indovents社の熱交換換気装置に初めて出会ったのは、2003年のリンドース団地ででした。
それから5年の歳月を掛け、設計・設備・輸入・販売・宣伝などの各分野の専門家が、何度もスウェーデンに足を運び、REC Indovents社の熱交換換気装置の製品検証し、それが本物であるかの、検討を確認を重ねてきました。
そして、その確証を得て、今年からサイト上に公開しているのです。
REC Indovents社の熱交換換気装置を掲載しているサイトは、
日本パッシブハウスセンター
http://www.passivehouse.jp/
㈲イーアイ
http://www.f-ei.jp/
㈲優和冷暖
http://yuwareidan.com/
㈲優和冷暖姉妹サイト miljo(スウェーデン語で環境)
http://www.miljo.jp/
本物を、見抜く目を持つプロフェッショナル集団が、日本の省エネ住宅、パッシブハウス、無暖房住宅をリードします。