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無暖房住宅PROJECTの意義

無暖房住宅PROJECTがスタートして半年が過ぎました。
いよいよ、無暖房住宅建設に着手します。
設計図も上り、確認申請も下りました。


無暖房住宅を建ててみたいと思ったのは、2003年スウェーデンの、リンドースの無暖房住宅を視察した時です。


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スウェーデン、リンドースの無暖房住宅。


シンプルな設備と高断熱な外郭を持つ、無暖房住宅は静かにそして堂々とした風格でした。

断熱の厚さと高性能な窓、何よりも高率な熱回収換気装置は手の届かない、未知の物でした。


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無暖房住宅の概念図、クリアーしなければ成らない性能上のハードルがあります。


しかしその後、スウェーデンを訪れるたびに、それが手の届く物に変わる過程は、正しく自身の進化の過程でも有りました。
人として、自身の存在理由を、そこから見つける事も出来ました。


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換気装置会社での打合せ風景。


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環境と省エネに取組む会社同士の深い絆が生まれた。


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無暖房住宅を求めて現場めぐりを繰り返す。


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スウェーデンのパッシブハウスセンターで、無暖房住宅の設計者ハンス・エーク氏と。


過去に、建築に関わって来た集大成が、正しく無暖房住宅である事も自覚できました。
多くの人達の、協力と理解の中から、それは現実の物と成り、無暖房住宅建設へと大きく動く事と成りました。


スウェーデンの無暖房住宅の事を話す時、大方の人は途方も無い夢の住宅と受取ったでしょう。
私、自身、確実にそれに近づいている事を感じたのは、この1年でした。
しかし、2003年以来、絶対に実現させ様と誓いながら、ここまで来たのです。


私は、北海道に無暖房住宅を造る意義を考えてきました。
日本で一番気象条件の悪い、北海道に暖房のいらない住宅が出来る事は、日本の何処にでもそれは可能である事を意味します。
一番寒い地域に、無暖房住宅を造る事が、省エネ住宅の基点にも成りうる事だとも考えます。


どこまでやれば、究極の住いは実現可能なのかが分かるのです。
それは、無暖房住宅までいらないと考える消費者にも、住宅の性能レベルを分かりやすく開示して示せる目安に成ります。
無暖房住宅は、そうした役割を担うと考えます。
これは大変大きな意味と、意義を持つ事だと思います。


今後の日本のパッシブハウス建設への足掛かりと、指針に成るでしょう。
この様な、日本の省エネ住宅の足跡に成る仕事を手掛ける事は、建築家冥利に尽きます。

しかし、建設費は自己負担での計画です。
大きな費用と言う壁がそこに有りました。

普通の建設コストでは、無暖房住宅には成りません。
しかも、そのコスト算定は経験値では、計り知る事は出来ず、多くの方々の協力無しでは実現出来ない現実が有ったのです。
その建設意義を語り、それに共感してくれた方々が居たからこそ、実現できたPROJECTでした。


洞爺湖サミット後は、火の消えた如く、省エネや温暖化問題を聞く機会が減りました。
報道関係も、旬を過ぎたかの様に、大きく取り上げません。
しかし、エネルギー問題は何も解決していないのです。
それどころか、エネルギーは今日も浪費され、何れ枯渇する日を向かえるのです。
その様な中、代替えエネルギーも確定できず、指を咥えて待つわけにはいきません。
自衛する手立てが肝心です。


あるお客様から、こんな事を言われた事が有ります。
『無暖房住宅と言うけど、何故、今川さんがやらなければならないの』
その時、私は思いました。
では、だれがやるのか。
他に無暖房住宅に挑戦する人がいるのか。
これを誰が出来るでしょうか。
あなたに出来ますか?
出来ないでしょう。
だから、私達がやるのです。
私達がやらなければ、誰も手を出さないのです。
だらか、私達がやるのです。
この無暖房住宅建設の、チャンスに手を上げた方々は、後世に誇れる建物を生涯に手掛けた事に成ります。


【無暖房住宅建設の意義】


① 性能を極限まで求める事で、現実的なレベルの設定目安が出来る。
② どこまで行うと、どの程度に成るのか分かる。
③ 部位ごとの性能設定の判断が出来る。
④ 実生活によりその性能が判断出来る。
⑤ 工法や断熱施工等の程度が分かる。
⑥ 計算値と実測値により、その誤差が分かる。
⑦ 消費者にそれを体感させる事で省エネや住環境がより明確に出来る。
⑧ 業界のランドマークに成る。
⑨ 日本の省エネ住宅、パッシブハウスの指針に成る。
⑩ 国や道の省エネ促進事業の落ち度をアピールできる。
⑪ 国の省エネ基準が甘く、業界に手緩い事を、消費者にアピール出来る。
⑫ 北海道に住む上で何が重要か考える教材に成る。
⑬ 本州に遅れを取っている省エネ住宅等のPROJECTだが、その距離を縮める切っ掛けと成る。


小さな無暖房住宅は、大きな意義を持つ建物だと考えています。

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パッシブハウス・無暖房住宅・外断熱の今川建築設計監理事務所: 2008年09月26日|ページの 先頭へ|