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日本の店舗のガラスは、何故単板。

日本のレストランの窓際に座ると、足元が寒く、長居をしたくなくなります。
サービス産業に措いて、お客の満足度を上げる事が重要なのは分かっていても、ショーウインドの問題点まで、把握している業界人は少ない様です。


何故、窓ガラスや窓枠に神経が行き届かないのか、私には理解出来ません。
窓際に座ったお客は、不快極まりないのです。
正か、お客さんの回転率を高める為に、ワザと足元を寒くする事まで、計算されているとは思えませんが。


ドイツ、スウェーデンでは、複層ガラス(ペアガラス)の普及率がほぼ100%です。
どの店のショーウインドも、複層ガラス(ペアガラス)です。
ガラスからの熱損失は大変多く、単板から複層ガラス(ペアガラス)に変える事で、建物からの熱損失が大きく減ります。


この写真は、ヨーテボリ市郊外のレストランの外観です。

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このレストランの窓は、ペアガラスではなく、トリプルガラスでした。
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こちらは、ヘルシンボリ郊外の古城を改装したホテルです。
この古城で、無暖房住宅の説明を受けたのですが、この中のレストランで昼食を取りました。
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ここのレストランの窓ガラスも、ペアガラスです。
古城を改修した際に、窓枠とガラスを現状に即した形にしたのでしょう。
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窓の上部には、日差し除けのオーニングが取り付けてありました。
夏の日差し対策も考えています。
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この様に、スウェーデンでは、新旧の建物に関わらず、窓ガラスはペアガラスです。
仮に、古城のレストランの窓ガラスが、単板ガラスだったら、スウェーデン人のお客さんは、不満を洩らすでしょう。
『なんて寒いレストランなんだ』と、言うでしょう。


日本に措いて、レストランの窓への不満を言う人は、皆無です。
それは、廻りの建物全てがそうだからです。
これは、ある意味恐ろしい事で、廻りがそうだから何の疑問も、挙句は不満すら打ち消してしまうのです。
窓ガラスの強化は、窓際のドラフト現象をかなり軽減できるので、窓際席のお客さんも不快に成りません。
お客さんを、真にお客様扱いする事に成ります。


自動車ショールームや銀行、デパートなどでも、大きなガラスは単板です。
大きなエネルギーで、建物内を暖冷房して、内部の室温を保っています。
でも、ガラスの改善と出入り口の工夫で、建物内が快適かつ省エネになる事を、設計者は分かっていない様です。


日本全国、北から南まで、同じ造りをしています。
ガラスの複層化と、夏場の日射遮蔽を行う事で、エネルギー量が減り、顧客満足度が上がる事を、関係者は理解する必要が有ると思います。
そして、何よりも、省エネで地球温暖化対策に成ります。

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パッシブハウス・無暖房住宅・外断熱の今川建築設計監理事務所: 2008年03月12日|ページの 先頭へ|