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(Q0.80)その12、内壁付加下地と気密測定

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気密シートの施工後、内壁の付加断熱下地を組みます。


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内壁付加断熱下地間に、電気配管等を施します。
こうする事で、防湿シートを配線やコンセント、スイッチ等で破く事を防げます。
この施工は、スウェーデンではノーマルな施工方法です。
寒冷地住宅の先進国、スウェーデンで培われた施工方法なのです。
防湿、気密シートの保持には、最適な方策です。


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大工さんの発案で、入り隅部分に断熱材を先行施工する事にしました。


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この様に木下地で隠れる部分の断熱材処理の方策です。
前向きな職人さんからの、貴重な提案でした。


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気密シートの見える段階で、気密測定を実施しました。
この時期での気密測定には意味が有り、気密不良部分の確認と、どの様な箇所が問題を起すのかなど興味有る事でした。


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良く気密測定の写真などを目にしますが、仕上げ完了時での測定写真が多いようです。
仕上げ材で気密が上り、本来の目的部分の性能が、確認出来ないのが実情だと思います。
今回、気密シートが見える状態で実施した事で、多くの情報を得る事が出来ました。


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測定は、㈲タギ建築環境コンサルタントの、タギ社長が行いました。
タギ社長は、多くの物件に付いて測定した経験者です。


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計測機です。
気密測定結果は、レシート状に打ち出されてきます。
ところが、最初測定シートが出てきませんでした。

機械の故障かと、タギ社長が心配して確認をしました。
結果は、機械の故障ではなく、気密性能が良すぎて、機械が正確に作動できない状態だった事が分かりました。
Q値0.80の建物は、タギ社長が木造住宅では、今までに経験した事の無い高気密住宅だったのです。


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気密測定時に、窓廻りに手をかざす方法で、外気進入を確認しました。
採用した窓は、エリートフェンスター社の窓で、K値は1.3の製品です。
気密性能値は、A-4等級です。
木製サッシの、気密に付いては未知数でしたが、大変性能が良く窓廻りからの漏気は有りませんでした。
しかし、浴室に採用した国内メーカーのPVCサッシは、窓開閉部と開閉用ハンドル部からの、漏気が確認されました。
浴室内との事で、PVCサッシとガラスは真空ガラスを採用しましたが、気密ゴムや框形状の工夫を考えて欲しいものです。
幾ら、ガラスの性能が良くても、窓枠本体の性能がこの程度では、省エネには成りません。
ここでも、国内製品の脆弱さが分かりました。

また、大きな洩れ部を発見しました。
スウェーデン製木製断熱ドアの、鍵穴廻りからの漏れです。
鍵穴は、外部から内部への貫通部ですから、限界のある箇所と考えましたが、ガデリウス社に問い合わせた処、新旧製品の入れ替え時期の製品で、ゴムのパッキン材が入っていな可能性が有るとの事でした。
後日、ゴムパッキンが、無い事を確認して取り付けました。

ドアの貫通部に対しても、気密材を採用して性能を保つ、スウェーデン製品に更なる信頼を寄せた一コマでした。


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記録された測定値用紙です。
これに基づき、後日報告書を提出してもらいます。


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後日、提出された気密測定報告書です。
気密値は、相当隙間面積C=0.1㎝2/㎡でした。
この数値は、木造住宅では経験した事の無い数値であると、タギ社長の話しです。
また、参考として、50Pa時の漏気回数(ACH)は、0.3回/hの結果も出ました。
スウェーデン無暖房住宅での、測定方法と同じかは確認出来ませんが、無暖房住宅での50Pa時の漏気回数(ACH)は、0.5回/hと記憶しています。
ともすれば、気密値だけは、無暖房住宅を越えたのかもしれません。


(Q0.80)その13に続く。

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パッシブハウス・無暖房住宅・外断熱の今川建築設計監理事務所: 2008年01月09日|ページの 先頭へ|