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6-2.リンドースの無暖房住宅(その2)

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リンドース無暖房住宅の、床、屋根、窓、ドア、壁の熱貫流率値です。
日本の次世代省エネ基準Ⅰ地区(北海道地区)の基準と比べると、床で4.1倍、屋根で1.7倍、壁で4.37倍の性能差が有ります。
窓が1.8倍、ドアが2.6倍の性能値差が有ります。


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各部の断熱断面図です。
屋根断熱が465㎜、壁断熱が435㎜、床断熱が250㎜です。


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工事中の写真です。
各所に断熱材の山が見えます。
想像以上の断熱材の量です。


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2001年12月28日から2002年1月1日間の、外気温と室内気温の記録です。
この暮れは、ヨーテボリ市には珍しく、寒波がリンドースを襲いました。
外気温度は、12月31日には-20度まで下がりました。

しかし、室温は、20度以上を示しています。
無暖房住宅の、性能が示されたのです。


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この表は、2002年から2003年までの1年間の、リンドース20戸に措けるエネルギー消費表です。
最大96KWh/㎡・aから最低45KWh/㎡・aと成っています。
平均で、68KWh/㎡・aに成ります。


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無暖房住宅には、風除室が有ります。
スウェーデンの住いには、通常風除室は有りません。
しかも、風除室のガラスは、全てペアガラスです。
北海道の風除室の様に、熱伝導率が高いアルミ部材で、ガラスは単板仕様と違います。

私が、『全てペアガラスを使用しているのですね』と話すと、『風除室を設ける事で、外気と風除室内部を2~3度違える事が重要だ』と、設計者のハンス・エーク氏が答えました。

私は、風除室にもペアガラスが使用されている事に対しての驚きで、その様に質問したつもりでしたが、ハンス・エーク氏はペアガラスは当然で、何か性能の不足を問われたと感じて答えて様でした。

全てが、自分のいる北海道レベルでは、物事が計れないと思いました。


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この様に、スウェーデンの古い建物には、風除室が有った様です。
それが、断熱材の普及やドアの性能向上により、風除室は姿を消しました。

しかし、究極のパッシブハウスである無暖房住宅にする為には、高性能な木製ドアでも壁からみると性能が不足です。
2重にする事で補う方策を取り、無暖房住宅に風除室が復活したのです。


次回は、6-3の題『リンドースの無暖房住宅(その3)』を記します。

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パッシブハウス・無暖房住宅・外断熱の今川建築設計監理事務所: 2007年10月14日|ページの 先頭へ|