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パッシブハウスは、地球を救う

地球温暖化問題がクローズアップされています。
映画『不都合な真実』で俄かに注目されましたが、京都議定書の発効依頼、世界各国が数値目標に取組んでいます。

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特に、EU諸国は、京都議定書の目標値を超え、新たな数値目標を掲げる動きをしています。
その現実的動きの一例が、エネルギーパスと言う建物に性能表示する事で、新築・中古住宅には、それが法律化されました。

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この事で、建物の持ち主は、その建物がどの位のエネルギー消費の建物であるかが分かり、建物の資産価値や、将来の建物に関する問題処理などに対応し易く成りました。
また、賃貸する人にとっても、建物の性能が分かり、エネルギー消費などから他の建物と家賃の比較をし、いろいろな判断材料に成ります。

こうした建物のエネルギー基準は、日本の建物よりも高いレベルの設定から成り立っています。

更に、高性能な住宅や共同住宅を造り、パッシブ化を図った省エネ建物が建てられています。
それが、無暖房住宅、セルフヒーティングハウスと呼ばれる建物です。


これらのパッシブハウスは、日本国内のパッシブハウスと呼ばれる建物の様に、太陽光発電や地熱活用、ヒートポンプやガスジェネレーションなど、高度な技術や、ハイテク設備を装備する建物では有りません。

究極のパッシブハウスである、スウェーデンの無暖房住宅やセルフヒーティングハウスは、その様なハイテク機器が無いのです。


その様な装備が無くても、無暖房住宅、セルフヒーティングハウスが出来るのです。

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厚い断熱材で建物の外郭を覆い、太陽光を室内に取り組み、夜間にその取得した熱を室外に逃がさない事で、暖房エネルギーとする熱量の50~70%を得る事が出来ます。

窓は、日本国内では製造されていない、木製枠窓にクリプトンガス入りのトリプルガラス窓です。

ドアは、高性能な木製断熱ドアが、風除室と共に付けられています。

特殊設備と言えば、熱のリサイクルを可能にした、高性能な熱交換換気装置が有るだけです。

建物の形状や天井高さを押える造りなどは、省エネ建物の鉄則ですから、目新しい事では有りませんが、これらに付いての消費者の理解度も、長年の啓蒙活動から成るものかもしれません。

スウェーデンでは、単純なパッシブハウスにする事が、無暖房住宅の実用化を早めた一因だと思います。


無暖房住宅では、エネルギー消費が大きく低減されます。

太陽光の熱源と、建物内で発生する熱エネルギーを暖房として活用するので、暖房エネルギーが殆んど必要としません。

建設費での初期投資も、ランインコストの低減で早期に回収されます。

そして成りより、エネルギーの高騰や需要難にも対応でき、代替エネルギーにも順応できます。

こうした事は、地球温暖化対策や省エネにも成り、建物内の環境や室内気候が安定します。

現在問題化されている、温室効果ガスの排出低減やエネルギー消費も大幅に減らせます。

即ち、地球を救う建築物と言えます。

この様な事から、EU諸国では超省エネ建物が現実に沢山建てられています。


スウエーデンでは、年々無暖房化住宅の建設戸数が増えている。
2008年度には、累計700戸まで無暖房住宅が増える予定。
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省エネ機器を、沢山造り出している日本で、無暖房住宅が皆無なのが、不自然に見えるのは私だけでしょうか。
日本の京都議定書目標値、1990年度比6%を減らす処か6+8=14%の現状が、それに表れている様に思えます。


無暖房住宅は、現状出来ない物ではなく、造らないだけの物なのです。

私は、現在Q値0.80の住宅を設計・監理していますが、2007年度内に無暖房住宅に着手する計画です。

夢物語の無暖房住宅から、現実の無暖房住宅へと段階を進めます。
それが、北海道の建物が、本来、有るべき姿を、導き出す事に繋がると考えるからです。

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パッシブハウス・無暖房住宅・外断熱の今川建築設計監理事務所: 2007年07月30日|ページの 先頭へ|