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スウェーデン・マルメ市BO01再開発地域の外断熱

スウェーデン・マルメ市BO01再開発地区の視察

2001年マルメ市で開催されたボーノルエット(BO01)住宅博会場を視察しました。

2001年に開催されたBO01住宅博会場は、視察時一般入居が開始されていました。 未来型住居(省エネ、自然エネルギー利用、環境配慮)をテーマに造られた建物群を見学しました。 (BO01については、海外のレクチュア参照)
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人口的に造られた運河がBO01内に有ります。
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この場所は、旧造船所と自動車メーカーサーブ社の工場跡地を再開発したものです。 人口運河沿いに建つ、近未来型の集合住宅群です。
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住宅群と運河を挟んだ対岸の遊歩道です。 鉄板の土止めがカーブを描いています。 植樹された木の周りは、小砂利が敷きつめられている。 白く見えるのは、雪では有りません。1月25日の真冬にもマルメ市内には積雪は有りません。
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遊歩道を通り、人口運河対岸側から見たBO01地区の建物です。
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人口運河には、ボート用の船付き場もあり、夏場には水遊びなどが出来る様です。
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色や形が、今まで視察してきたスウェーデンの建物と違い斬新です。 しかし、現地の日本人の話しでは、家賃の高さや使い勝手等に難があり、あまり人気が無いとの事でした。
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余りにも、未来志向の為、入居者が使い勝手や今までとの違いに、戸惑う苦情が多いとも聞きました。
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便利さや経済性、省エネ性など多くのコンセプトを 掲げたBO01も、問題が無い訳では無い事を知りました。
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しかし、未来への布石的試みは各建物に凝縮され、そのデータや問題点は、将来に役立つでしょう。
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色形など様々な住居や事務所施設が有り大変華やかです。 しかし、それぞれの建物には省エネ、リサイクル等の設備がほどこされ、将来の建築の序章なのかも知れません。
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この建物は、窓ガラスが大きく、省エネとの関連を質問したい建物でした。
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バルコニー廻りも、ルンド大学のレクチュアとは、異なっているようですが?大丈夫なのでしょうか。
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建物の中心に位置する、憩いの場。気候が良くなると、子供達の歓声が聞こえそうです。木の使い方が上手いと感じました。
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色使いが綺麗です。
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形は奇抜だが、外断熱と高性能ガラス、暖房と換気など、建築理論とデザインの融合した建物です。 屋上に見えるのは、垂直設置タイプのソーラーパネルです。 (BO01海外のレクチュア参照)
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遠くからも目立つデザインです。
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外断熱と高性能ガラスによる省エネ建物と言われても、ガラス面積が大きく省エネ?と疑いたくなってしまいます。
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バルコニーもスチールの様で、ヒートブリッジ対策も質問したい建物でした。 地震の無い国ならではの、構造設計に見えます。
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ガラスの使用が多く意外(熱収支の件で)でしたが、 高性能ガラスにより、太陽光熱の利用が盛んに行われている様です。
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建物部位ごとの、色使いが面白い。
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湿式タイプ外断熱の外壁収まりです。
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窓周りのアップです。
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海岸淵から離れた、BO01地区の内側に配置されている建物です。
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低層タイプの建物が並ぶ、海岸淵から離れた建物群。
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色や形がいろいろあります。2階建てから4階建てが主流です。
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再び、運河沿いに戻り、右側の建物を近くで見学しました。(BO01海外のレクチュア参照)
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外断熱の外壁は、板張りにペンキ仕上げの外装です。
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窓廻りの収まりです。
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外壁コーナー部分です。出隅にはSUS金物使用しています。腰見切りは木に塗装です。
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地下室の採光窓です。
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部屋別のインターホン。横は吸気ガラリ?
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集合住宅の分別ゴミ投入口。
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分別ごとの、投入口と分別を写真化した貼紙。
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投入口を開けた状態。 この口から、分別ゴミを投入します。
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投入口別に、入れる物が写真入りで貼られていました。
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中庭を配した、集合住宅。
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回廊式の外部廊下が廻る建物。廊下は木床組みです。
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分譲価格は、56.2㎡で900,800Krと記載されていました。
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2階への木階段。斬新さの中に、木が使われています。
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バルト海に面する、BO01地区には、ボートなどの船着き場が有ります。
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当日は、曇天で風も強く対岸を見る事が出来ませんでした。 天気の良い日は、景色が最高の場所かも知れません。 B001地区の対岸はデンマークの首都コペンハーゲンで、晴天の日は、2000年7月に完成したスウェーデンとデンマークを結ぶオーレスン大橋が見えるそうです。
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マルメ市とデンマーク国・コペンハーゲンを結ぶ オーレスン大橋。2006年無暖房住視察の際、飛行機内から撮影。
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パッシブハウス・無暖房住宅・外断熱の今川建築設計監理事務所: 2006年11月12日|ページの 先頭へ|