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ルンド大学建築物理学科(3)

ルンド大学建築物理学科2003年1月24日(金)、25日(土)

スウェーデン国、ルンド市ルンド大学で、建築物理学の権威者アーネ・エルムロート博士のレクチュアを受けました。

その(3)

気密性能の推移を表した図です。50パスカルでの気密測定値で1時間に措ける住居内全体の空気が入れ替わる回数で、気密性能を表す。

換気回数の推移
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外壁の材質変化図、1920年→1970年レンガ、木材、1930年軽量コンクリートの出現でレンガに変わる。

1950、60年コンクリートと軽量コンクリートが約半々と成った。

1960, 70年軽量コンクリートが減った、断熱の関係で木材が増えてきた。

1戸建てはレンガも多い、モルタル塗りの増えている。(断熱材の上に塗るタイプ)

外壁の仕上げ材年代別変化
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どうして建物の気密化が必要か。

・室内への汚染空気の進入を防ぐ。

・室内への風の進入を防ぐ。

・湿気による建物への障害を防ぐ。

・計画換気をしやすくする。

・騒音を防ぐ。

・室内へ粉塵などの進入を防ぐ。

以上の効果が有り、今後の住宅には気密との関係は重要です。

気密の必要性
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・室内の気密性向上は~粉塵などの進入を防ぐ。

・外風に対する気密性向上は~断熱材の効果を損なわない。

・水蒸気を遮断する効果~ベーパーバリアの役目。(内側からの遮断)

気密の効果
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グリーン色は、計画換気。赤色は、隙間換気(計画外)

建物への空気の出入りには2通りある。
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気密が悪い家の問題点は、外部から計画外の空気の進入による弊害です。

暖気は小屋裏へ抜ける為(結露のおそれ)計画暖房が出来ない。

床側より冷気が進入してきて、室内で暖められ、天井側より抜けていく。(ザル暖房)

気密が悪い建物の空気の流れ
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煙突式空気循環。問題点は、下階は良いが上階は空気の循環が良くない。

ドラフトの差による換気で、昔のタイプです。

煙突式の換気設備
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気密が悪いと計画換気が難しい。(コントロールしずらい)

気密が良いと、ベンチレーションの換気率が減ってくるため、余り気密を良くすると問題もある。

気密の難しさ
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1950年代から現在もある換気方式です。

最上部天井に換気扇を付け、この部分で全ての室内空気を吸い込む方式です。

問題は、各戸の調整が出来ない事です。

スウェーデンに多くある共同住宅の換気方式
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最近の換気方式(アパート・集合住宅)

この方式の良さは、個々部屋での換気調整がしやすい点です。

新鮮な空気は、暖房パネルの裏から入れます。

暖房パネルの熱で、冷気が暖められる。簡易型の熱交換をして室内に入れる。

太陽熱の利用もしている。

近年スウェーデンの共同住宅で行われている換気方式
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気密性能を持つ事は、換気効率を良くする事です。 それは、換気率をコントロールできる事に繋がります
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ルンド大学建築物理学科(4)へ続く

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