エコセンターの電気配線用電線の見本です。
見えない所で使用されている電線の素材に 含まれるエフタラートと言う成分が、人体に 混入している事が判明しました。 電線にしか含まれていない、エフタラートが 体内から検出されたことは、隠蔽されている 所で使われている電線でも、室内に拡散され やがて体内に入る事を意味している。 有害な成分を含んだ物は使用してはならないと 言う事に繋がると言う解釈です。
化学物質については、限りなく黒であっても 規制や使用禁止に至るまで長い時間が掛かります。 しかし、黒でなく灰色でも人体に影響を 与えるおそれがあれば、出来るだけ排除すべき だとスウェーデン国では考えているのです。 人体に影響を及ぼせば取り返しがつかない事を 知っているからです。
スウェーデンの行動は先を読んでいると思います。 日本で今問題になっているアスベストも、問題視 される状況が小さい時の対応が遅く現在の引き金 になったと言えるのではないでしょうか。
私は、20年位前に、ある建築講座で『スウェーデン では、現在ラドンについて、問題になっている。』 話を聞いた記憶が有ります。 その当時は、放射線のラドンの名前も知識にあり ませんでした。 最近、そのラドンについて日本国内で問題視され ている事を知り、スウェーデンの先を見越した対策 を再認識しました。 数年後にエフタラートが日本で話題になるかも しれません。
Folksams(フォルクサム)社と言う保険会社が 出している、安全な建材カタログです。
保険会社が独自に確認した、各建材の、安全評価 が赤色、黄色、緑色の順で記載されています。 また、市販されている90%の塗料材を4年間に亘り テストし公表しているそうです。
そうした中で、環境に優しすぎるため塗装材にカビが 生え、それを取り除く為にカビ取り薬を使いトータル で、環境に負荷を与える事になったと言う事例が説明 されました。 全ての物事について環境負荷を考える必要がある事例で す。 エコ建材の採用の難しさを感じました。
ヤーンブロー地区の断熱改修例です。
1950年代の集合住宅の改修事例が展示されて いました。 外断熱化による改修ですが、4棟の内1棟を 旧躯体と外断熱材の間に、空気の通り道を作り 太陽熱を利用しその通り道を循環させる空気式 ソーラーを試したところ、他の3棟より40%の 地域暖房熱源が節約出来たそうです。 エアーサイクルの様な考え方ですが、断熱厚さや 仕組みには真似をする上で、重要なポイントが あると思います。
片手落ちの情報で、真似をするのではなく、 正確な情報と確実な施工で日本にも普及させたいと 考えました。
リンドースの無暖房住宅の展示です。 我々が無暖房住宅に詳しい事も知らず、アンデッ シュ・ルンドさんは、詳しく説明してくれました。 その中で、我々も知らなかったエピソードも話して くれました。
ハンス・エーク氏がイエテボリ環境賞を受賞した 際の賞金の半分を、チャルマッシュ工科大学に寄付 し、奨学金として活用したそうです。 そのチャルマッシュ工科大学の学生が、省エネ学生 寮を設計し発表したそうです。 ハンス・エーク氏の新たな人柄を知りました。