ヨーテボリ市内にある、 エコセンターは、財団組織で運営されています。 建物は、チャルマッシュ工科大学内の旧老人 病棟を改築して、環境に配慮した省エネルギー な建物に成っています。 エコセンターは、政府にも民間企業にも属さ ない中立な立場で活動しています。 運営資金は、企業への環境教育や館内の展示 物に対しての家賃収入で110~120企業の展 示があります。 また、環境などについてチャルマッシュ工科 大学の教授達からのアドバイスを受けたり、 この施設を使って大学の生徒達の研究や教育の 場としても活用されています。
アンデッシュ・ルンド教育担当が案内説明してくれました。
老人病棟だった建物を改造したエコセンターは、 スウェーデンでも改造の見本と言われる様に、環 境と省エネの建物です。 エコセンターの年間使用エネルギーは、最近の 新築建物の使用エネルギーの60%で済みます。 館内にある分別式トイレから出される尿は、地 下のタンクに貯められ、農家で使う肥料に成り ます。 雨水も東側屋根の分は、10m3タンクに貯め、 トイレに使用します。 西側屋根の雨水は、花壇に使い汚水処理され ます。
床は古い木床材が波を打っていたので、下地を 組んで、リノリューム材を貼っています。 リノリューム材はPVCを使用していないため です。